災害看護(3年生)
作成日: 2022年11月8日 |カテゴリー: ブログ
先日、3年生の授業で、「トリアージ体験」を行いました。
<トリアージとは>
大災害や事故など同時に複数の傷病者が出たときに、治療の緊急度を判断していくものです。
皆さんの記憶に新しいのは、東日本大震災の被災地でのトリアージの光景でしょうか。
日本でトリアージが知られるようになったのは、それよりも以前の、
阪神淡路大震災の時です。
医療従事者等以外の方は、このタグを目にすることはなかなかありませんが、
このタグの色分け、どのような意味があるかご存じでしょうか。
黒=不搬送(体幹や頭部に重大な損傷がある方)
赤=重症(速やかな治療が必要な方)
黄=中程度(生命に影響はないが放置しておくと生命に危険がある方)
緑=軽傷(救護処置で間に合う方)
上記のような意味があります。
この色分けは、誰が見ても緊急度がわかるように、世界共通となっています。
救命措置・搬送・治療の優先順位は、赤>黄>緑>黒
病院実習とは違い、実際に経験してみることは難しいこのトリアージ体験。
しかし、医療従事者はいざという時に真っ先に動く必要があるため、訓練は欠かせません。
「いざという時」は、来ないに越したことはありませんが、
その時のために、真剣に訓練に取り組む3年生の皆さんでした。