1年生「認知症サポーター養成講座」受講しました!

作成日: 2024年02月7日 |カテゴリー: ブログ

最近の本校学内は・・・。

2年生は、絶賛実習期間中で、学内にはおらず・・・

3年生は、国家試験対策で自宅勉強したり、一部学校に来て勉強をしていたり・・・なので、ほとんど学内におらず・・・。

少し寂しい校内・・・かと思いきや。

1年生は、1月に短い実習を終えて、現在は学内で講義や試験を受ける日々なのですが、毎日とても元気に過ごしています

 

そんな1年生は、先日、「認知症サポーター養成講座」を受講しました。


認知症サポーターとは

厚生労働省の施策の一つで、認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けする存在です。

「認知症サポーター」を養成することで、認知症高齢者等に優しい街づくりを目的としています。

認知症サポーター養成講座は、主に自治体が窓口となり、地域住民、金融機関やスーパーマーケットの従業員、小、中、高等学校の生徒など様々な方を対象に行っています。


今回は、

「一人暮らしのお年寄りが、認知症のために日常生活で困った事象が起きている。どのようにサポートができるか」を、班に分かれて意見を出し合いました。


・近所で助け合って、ゴミ出しのサポートをする。

・お年寄りの趣味を生かして、人と接する機会を作るようにする。

・買い物の代行を頼む。

 

など、色々な意見が出ていました。

中には、自分のアルバイト先で出会ったお年寄りのことを思い出し、介護保険で色々なサービスが受けられる、と、知識を持っている学生もいました


↑班内で意見を発表したら、自然と拍手。相手の話を否定せず、遮らずに最後まで聞く、というのも、認知症サポーターとして大切なことだそうです。

講義をしてくださった豊中市の講師の方は、

「認知症の方は、『何か困っていることはないか』と声をかけられても、『困っていることが理解できていない』ことも多いので、『困っていない』と答える人がほとんど。また、プライドがあり、困っているといえない人もいる。まずは、日常の中で挨拶やちょっとした手助けなどをして、『この人には相談しても大丈夫』と信頼してもらうことが大切。そのためには、日頃から、周りの人の様子を気に掛けるようにしてほしい。」

とおっしゃっていました。

これは、看護師として働く上でも大切な心掛けになると思います。

・患者さんとコミュニケーションをとり、まずは信頼してもらうこと。

・小さな変化にも気づけるようになること。

・困っている患者さんに、どんな看護をすればよいか、自ら考えること。

すべて、看護師として身に着ける必要があるスキルです。

 

この、「認知症サポーター養成講座」で、1年生は全員、「認知症サポーター」に認定されました!

日常生活でも、困っている人に目が行くきっかけになり、看護師としてもその力を生かしていってほしいと思います。